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北より。あの人がやってきた! [大地震、それからの日々]

嬬恋の雨の中へ。

キャベツは走りません。.jpg


7月1日、群馬県の嬬恋村で行われた嬬恋マラソンに行ってきました。
といっても、走ったわけではありません。


この建物を覚えてますか?


RQが去って平和ではある・・・かな.jpg

去年の震災後、ボランティア団体の拠点を提供してくださった、唐桑半島のレストラン「海岸亭」。
その海岸亭のマスターが、「キャベツ大使」として、嬬恋マラソンにやってくる・・・?
本人から電話で聞いた時には、本人もよくわかっていないご様子で(笑)
晴れたら、久しぶりのツーリングがてら、冷やかしに行こうかなー、くらいに思っていました。
が、予報は雨。
あきらめかけていたら、唐桑で出会ったボランティア仲間が、車に乗り合わせて応援に行こうと誘ってくれました。ありがとうございます!


そこでこんなところにいます。

帽子かぶってるのは、マスターの紳士なお父さん.jpg


気仙沼ホルモンののぼりが!
気仙沼のB級グルメ、気仙沼ホルモンと、嬬恋村の特産品であるキャベツを合わせて売ろうという企画だったのです。
用意されたホルモンは1000食!
マスターとそのご家族、お手伝いの方がいらっしゃってますが、これは手が足りない様子。


となると、こうなります。

ここから上はおぢさんが死んじゃうので自粛です。.jpg


会場に着くなり売り子と化すワタシ。
出場者や見物客に前もってチケットを売っておき、好きな時に焼き立てと引き換えてもらおうというもの。
これが正解だったなあと思います。


なにしろ、会場入口はこんな状態。
出走前のランナーにしろ、見物の人にしろ、気が急いていて肉どころではないというムードまんまんです。

結構寒いのです.jpg


とはいえ、買ってくださる方もちらほら現れます。(テント近辺でかなり売っていたみたいです)
「気仙沼から持ってきて焼いてます」と言うと、「石巻から来ました」「実家が陸前高田です」と、被災地の地名を出される方が意外なほどいらっしゃいます。
思えば、関東東北って隣同士だしなー。


それにしても、この日の嬬恋は、細かい雨が降り続ける寒い一日。
人の流れが落ち着くころには、全身湿っちゃってました。(なぜカッパをもって行かない!?)


レースの出走が一段落したら、今度はテントに入って、焼けたホルモンをお客さんに手渡す係。
もう完全に、お手伝いになっちゃってます。
レースが始まったばかりのころまでは、ほとんど引き換えに来なかったのに・・・
レースを終えてランナーが戻ってくると、テントの前には長蛇の列!

その列を前に、ひたすらホルモンを焼く、マスターの雄姿。

火のそばは暑くそれ以外は寒い・・・.jpg


肉厚のホルモンを炭火で焼いているので、そうそうすぐには焼きあがりません。
焼きあがって少しさばけたかと思ったら、また伸びる人の列。
焼くほうは、炭火を前に、5人体制でものすごい集中力。それでも、かなりお待たせしてしまいました。
走って汗をかいた後の、寒い雨の日なのに・・・整然と待って買ってくださった皆さん、本当にありがとうございました。


その気仙沼ホルモン+嬬恋キャベツ。

本音はソースがほしいです.jpg


ボイルしない豚のホルモン(腸だけでなく、ハツやレバーも入ってます)を、にんにくの利いた味噌だれに漬けこんであります。
肉厚で歯ごたえのしっかりしたホルモンも、たれの味もおいしい!
歯ごたえがありすぎて、翌日あごの周囲が筋肉痛だったのはナイショです(笑)
千切りキャベツを添えるのは嬬恋だから?と思ったら、もともとそういう食べ方なのだとか。
(漁師さんのところでいただいた時は肉だけでした)

本来、キャベツにはウスターソースをかけるのだけど、売っている途中で、用意したソースがなくなってしまいました。
買いに行こうにも、周囲は大渋滞、そして嬬恋村のお店にはもうソースがないという情報が・・・ええぇ!?
ホルモンに味がしっかりついているとはいえ、キャベツにソースはやはり欲しいですよね。
途中でソースがなくなっちゃったお客さん、本当にすみません・・・



寒さや天候のせいか、期待したほどには売れなかったようだけど、マスターは終始明るくふるまっていました。
片付けを終え、帰りの車に乗る時、そのマスターが、ボランティア仲間たちに言います。
「俺、みんなにお願いがあるんだけども」。

「いっつも『行ってらっしゃい』って言うほうだから、今日はみんなに『行ってらっしゃい』って言ってほしいのさ」


海岸亭で、地元へ帰っていくボランティアに、「行ってらっしゃい」と言い続けたマスター。
そこには「また唐桑へ帰っておいで」という気持ちがこもっていました。

だから、今度は、「また関東に来てくださいね!」という気持ちで、
みんなで「行ってらっしゃい」と手を振って、マスターを送りだしました。
マスターは、群馬県に来るのも、当然軽井沢や嬬恋に来るのも、初めてだったとか。
招待とはいえ、遠路はるばるお疲れさまでした!
楽しんで行ってくださってたらいいなあ。



震災から1年以上がたち、被災地以外では、その記憶も薄れようとしているかに見えます。
「忘れられてしまうことが怖い」
何度か訪れた唐桑で、現地の方のそんな言葉を、何度となく聞きました。
ワタシもまた、自分や、被災地と直接関係のない人たちが、「忘れてしまうのが怖い」。

唐桑で出会った仲間たちの中には、現地に残ったり、頻繁に行き来しながら活動を続ける人が何人もいます。
そして、マスターのように、外部の人と現地の仲立ちをしてくれている人がいます。
彼らのような人たちのおかげで、ワタシは唐桑とのつながりを、ささやかだけれど保っていられます。
そんなつながりが、各地に、たくさんの人に、できていたらいいと思う。


さて、今度はこちらがまた、唐桑に行かなきゃねー。(誰か足提供してください・・・)

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コメント 13

響

東北のお肉と関東の野菜のコラボはいいね。
売り子姿もかっこいいぞ。
持ってるのがバケツって言うのが新鮮だ。

by (2012-07-06 03:39) 

HIRO

こんにちは。
霧雨の中お疲れ様でした。
水も滴る…売り子さんも売り上げアップに貢献出来たかな?

そうそう「忘れられるのが…」というのは、阪神淡路を経験した相方も言って居ました。
by HIRO (2012-07-06 05:47) 

luces

雨の中、お疲れ様でした。
肉厚なホルモンはいい焼け具合でおいしそうです。
マスターさんはすごい行動力ですね。
by luces (2012-07-06 08:11) 

miyomiyo

お達しでやって来たケロ、もー何番だか数えらんないです。(笑)
北からって自分は行ってないぞ、って思ったら、大物でしたな。

んで、メガネが無くても誰だかわかる時点で、今晩うなされ決定です。(寝汗)
ちなみに死にまではせんのでご安心くらさい。
結構、彷徨いますケロ。
にしても、ジドリでホルモンとは肝っ玉を感じるです。
顎の痛みが引いたら、画材を背負って、現地レポに赴くですな。タブン

by miyomiyo (2012-07-06 12:41) 

mei

うー、素敵なおはなし。
ぐっときました。
by mei (2012-07-06 14:32) 

ぽとす

見慣れない会場の出入り口だと思えばなんと、パルコール(となり合わせのスキー場)だったのね、そこ標高が高いからずっと雨なら寒いってば(^^;嬬恋でこの時期の雨の日にはこたつ必須なんです。せめてうちんとこの温泉で温まって帰ってもらえばよかったね、気が利かず、すまぬ。サンエイなら食品卸だからあったかもだけど、道狭いし遠いし。嬬恋村は割りと早くから被災された方々の一時避難場所を提供していました(近辺の市町村ももちろんですが)また、夏の時期には優先的に被災地からのキャベツ農家住み込みアルバイトもお願いしていたようです(100人単位で)。

嬬恋村は日本のポンペイと言われるほどの大規模火山災害の記録が残る場所なので、地味だし規模も小さいけど、他所の災害をだまって見過ごすわけにはいかない、という気質があるようです。今回の会場の近く干俣(ほしまた)地区では、天明の噴火時に名主さんがすべてを投げ打って何年も村をあげて支援をしてくれたそうです。最後には村が破産状態になったとか・・・。田舎だけども、日本人の良い所が残っているのかもね。
by ぽとす (2012-07-06 16:15) 

肥前のFe

大漁旗?手ぬぐい? 雰囲気出てる^^ ホルモン 美味そう 
 「また唐桑へ帰っておいで」・・・行かねばなるまい^^ね~
by 肥前のFe (2012-07-06 18:05) 

hoshizou

黄色いのでの出動はないんですか?
海岸亭は仙台朝GOリベンジの地でもありますから、きっと護衛がつくことでしょう。
by hoshizou (2012-07-07 01:30) 

しろのぽ

響さん

まさにうってつけの組み合わせでした。
キャベツの産地じゃなかったらどうしてたかと思うほど(笑)
バケツの中にはチケットとお金が入っています。
手がすっぽり入るので取り出しやすいんですよー。


HIROさん

マジで帽子から水がしたたるくらい濡れてました。寒かった!
ワタシからはチケットがなかなか売れなくて心配したけど、テントでかなり売ってました。
阪神淡路は、覚えていないどころか知らない世代が増えてきますね。
伝えていくことも大事かなと思います。


lucesさん

風邪も引かず無事でしたよー。
ホルモンはたれに漬けてあるので焦げやすそうなんですが、みんな見事に焼いてました。
マスターによると、群馬県は意外に近かったとか(笑)
それ以前に、震災後の大変な時に海岸亭を提供してくださった行動力には、みんな感謝していると思います。


miyomiyoさん

おぢさん数えられる数減りました?もうろくしてないか心配です(爆)
関東にご来訪の折は迎撃しますのでお知らせください。

実は売り子の写真には横顔全体が写ってましたが、おぢさんが死なない程度にトリミングしたのは言うまでもありません。
どうやら活かさず殺さずラインの読みは当たったようです。
現地っちゃー唐桑のことかい!
とか言いつつ、次回はスケッチブック持って行って原付借りる気まんまんなのはナイショです。


meiさん

帰り際のマスターの一言で、この記事の流れが決まっちゃいました。
いい一日になりました。


ぽとすさん

はい、パルコールです。
ぽとすさんとこの近くも通りかかりましたよ。そこからどんどん標高が上がるのでどこへ行くかと思いましたが・・・
確かにあれは、夜なんか暖房要りますね。寒かったです。
晴れていて、かつバイクで行っていたら、ソース探して来い!になったかもしれませんね(笑)

確かに、浅間山のふもとだし、火山活動に振り回されてきた土地ですよね。
足元の土がグレーで、火山灰なのかなーと思っていました。
火山活動だけでなく、自然災害が身近で、長く住む住人の多い土地では、災害時に助け合う気質があるかもしれませんね。
嬬恋村の方々も、被災した方を温かく迎えてくださったのだろうなと思います。
キャベツ農家住み込みアルバイトを100人単位で・・・受け入れる環境がそもそもあるってことですよね?
大産地ってすごい(ソコ!?


肥前のFeさん

大漁旗をモチーフにした手ぬぐいです。
雰囲気出てるでしょう?とか言いつつ、実は服やザックが直接濡れないようにかけていました。
そろそろあの辺は戻りガツオの季節なんですよ。ウニもとれます。
どちらもおいしいんです。行かなくちゃー。


hoshizouさん

嬬恋ならまた行けるし、じゃなくて唐桑!?
クルマでも半日かかる長旅なので、ワタシと黄色いのの組み合わせだと途中一泊ですねー。
東北ライダーの皆さんと海岸亭に行ったら、「おっ○んばっか連れてきたなー」とか言われそうだ(笑)
by しろのぽ (2012-07-08 01:22) 

リュカ

唐桑とのつながり、いいですね^^
ホルモンにはキャベツ合いますよ!!あまり食べる機会が無いホルモンだけど、こういうところで食べるのは美味しそう♪
by リュカ (2012-07-13 14:05) 

しろのぽ

リュカさん

震災後初めて唐桑に行ってから、1年がたちました。
いまだにつながりが保てていることがうれしいです。
しっかり味付けしたホルモンと、キャベツの組み合わせはいいですね。
吉祥寺に気仙沼ホルモンが食べられるお店があるそうで、今度行ってみたいと思ってます。
by しろのぽ (2012-07-15 01:42) 

nicolas

ひゃー、わが県にようこそ!だったんですね。
とはいえ、こっちは県の極東、嬬恋は極西。(笑)
こんな催事があったなら行ってみたかったです~
by nicolas (2012-08-03 00:03) 

しろのぽ

にこちゃんさん

そうそう、嬬恋は長野にかなり近いですもんね。
嬬恋マラソンは、地元の方ががんばって育てているイベントだそうです。
全体的に距離が短く、親子レースなどもあります。
出走してみるのもいいかもしれませんね(^^
by しろのぽ (2012-08-03 15:26) 

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